四天王立像セット

商品番号：B-423

販売価格 540,000円(税込594,000円)

仏法を守護する静と動の美　- 国土安全、五穀豊穣を司る - 四天王立像

護国四天、護世四天とも呼ばれ、仏法の守護神である四天王は、帝釈天の命を受けて諸人の善悪を調査し、また国土安全、五穀豊穣を司るとされています。古来その信仰はきわめて盛んで、特に我が国では推古朝以来、その像を造って国家の平安を祈り、数多くの四天王寺や護国寺が建立されました。
天平の名作と言われる本四天王像は、東大寺大仏殿の西方、美しい松林の小道を抜けた小高い丘の上に建つ戒壇院に安置されています。堂内の中央には多宝塔があり、「東南隅の持国天」「西北隅の広目天」「西南隅の増長天」「東北隅の多聞天」が対角線上に呼応し合い、相互に動的な怒りの激しさと静的な深い眼差しを向けて対応し、感動的に生き生きと表現されています。
この動と静の対応、その緊張感の調和は見事であり、理想的な人体の把握により、均衡と調和の美を生み出している。まさに天平彫刻の完成された名作であり、我が国彫刻史上の傑作です。
本復刻作品は、この名作の持つ造形性と精神性を、典雅な気品と芸にあますところなく伝えています。

＜邪鬼＞
四天王像はそれぞれに異なった形で邪鬼を踏んでいる。この鬼は仏法を犯す悪鬼であり、夜叉とも邪気とも称されている。それは人間の心の中に潜む邪悪な心を意味している。それを払うのが四天王である。

セット内容：（国宝所蔵　東大寺戒壇院）B-419　持国天立像、B-420　増長天立像、B-421　広目天立像、B-422　多聞天立像

*復刻仏像「四天王立像セット」は受注製作となります。ご注文確定後に製作、完成後の納品となりますのでご了承ください。納期は通常2週間から最大で1ヶ月程度となりますのでご了承ください。