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レイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac)

レイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac)

1907年11月〜2002年10月

レイモン・サヴィニャックは、20世紀のポスター界を代表するフランスの画家で、数多くの商業ポスターを手がけました。

ユーモアに溢れた温かい独特のスタイルは、世界のグラフィックデザインに大きな影響を与えました。親しみやすく、優しい画風のポスターは、日本でも大人気です。単にサヴィニャックと呼ばれることが多いです。

サヴィニャックの作品の中でも特に数々の商業ポスターは、今日のフランス文化の一部をなしており、シンプルな機能美とユーモラスな筆致が特徴です。

独学でデザインを学び、1935年からカッサンドルの設立した「アリアンス・グラフィック」でカッサンドルの指導のもとポスターを描き始めました。

1949年になってモンサヴォン社の牛乳入り石鹸の広告で成功を収めました。サヴィニャックは「僕は41歳のときにモンサヴォンの牛のおっぱいから生まれたんだ」とよく語っていました。

1979年にノルマンディーの海岸リゾート地トルーヴィル・シュル・メールに移り住みます。
当地のトルーヴィル市立ヴィラ・モンテベロ美術館(Musée villa Montebello)には数百枚のポスター、絵葉書、下絵、リトグラフが収蔵されており、現在では別館(Galerie du Musée/トルーヴィル市観光案内所併設)を中心に定期的に展示されています。
海岸の遊歩道「Les Planches」(2001年にプロムナード・サヴィニャックと命名された、19世紀来の板張りの散歩道)にも作品が展示されており、サヴィニャックがトゥルヴィル市や地元のクライアントのために描いた作品を見ることができます。

またトルーヴィル・シュル・メール市内ではサヴィニャックのポスターがあちこちで街角の壁画となっています。
これら約12の場所を廻る「サヴィニャックの足跡めぐり」が人気の散歩コースになっています。

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略歴

1907年 フランスのパリに生まれる。

1933年 アール・デコの巨匠カサンドルのアシスタントになる。

1949年 「モンサヴォン石鹸」のポスターを依頼され、これがデビュー作となる。

1951年 「ショコラ・トブレ」「パリは2000歳」制作。

1956年 「エール・フランス」制作。

1975年 「環境保護ポスター」制作。

1988年 「LUビスケット」制作。

2002年 10月 94歳で死去。

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